ライヴ報告:『夏の終わり?のちょこっとツアー』を終えて(その2:「Music Live Cafe & Bar Pick(@奈良・三条町)」でのライヴ&京都での集い

2025年9月5日(金)~9月15日(月・祝)の間に横浜→静岡→奈良→京都→大阪を巡った『夏の終わり?のちょこっとツアー』のライヴ報告です。

今回は(その2)として、9月12日(金)「Music Live Cafe & Bar Pick(@奈良・三条町)」でのライヴについてのご報告を中心に、京都市での集い(「ライヴ・スケジュール」上では「非公表」の催し)についても簡単にご報告させてもらいます。

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《猛暑と雷雨とスタバと》

『夏の終わり?のちょこっとツアー』の3カ所目は、9月12日(金)「Music Live Cafe & Bar Pick(@奈良・三条町)」での吉浦隆司の企画『SPARKLING FRIDAY NIGHT(番外編)~愛間純人たっぷり~』だ。

主催者の吉浦隆司とは25年くらいの付き合いになる。私の大切な友人で命の恩人でもある人だ。今回は、有り難いやら恐縮するやらのサブタイトルまで付けて企画してくれた。

いやぁ、我が身が引き締まる思いだ。

 

静岡から「JR奈良」駅に到着したのは、9月12日(金)14時00分少し前。

ここ奈良も、かなり蒸し暑い。そして見上げると怪しげな空の色。

 

ギター・ケースを背負い、ショルダーバッグをぶら下げ、キャリーケースを転がしながらの私は、もう恒例だな、早速、駅前の観光案内所と併設の「スタバ」へ。

と、暫くすると雷鳴が聞こえて、その後僅かなうちに雨が激しい勢いで降ってきた。

直ぐさま「スタバ」へ入ってよかった。横浜でもそうだったけれど、ここ奈良でもまたまたちょっとした幸運を感じた。

 

私の極個人的な感想を述べるけど・・・、私は、ここのスタバが日本で一番ではないだろうか、と8年前くらいから常々思っている。店員さんたちの態度、接客対応、目配り、作業中の身のこなし、どれもがとてもイイ。温かみがあるというか。店員さんたちは経過とともに入れ替わってもいるのにね。日本国内あちらこちらでスタバを利用するのだけれど・・・もちろん、私が巡った地に限るけど・・・日本で一番は言い過ぎにしても、ここ奈良のスタバ(奈良旧駅舎店)はたいへんに雰囲気の良い、気持ちの良い店だ。

今回もその印象は変わらずで、ホッコリゆったりした気分で過ごさせてもらった。

 

雷は30分ほどで収まったが、雨は弱まりながらも1時間半ほど降り続いた。

この間、少々図々しいのだけれど、ホットコーヒーとチーズケーキだけでスタバに居続けた。ま、この夜のライヴでのトーク内容やライヴ構成を詰めておきたかった、というのもあってね。

そんなわけで、雨が止むのを待ってスタバを出た。

外に出ると、雨が降った後だからだろう、幾分か気温も下がったように感じた。少しばかり長い距離を移動してきたせいか疲れを感じていた我が身体にとっては、これもまた救いとなった。

 

《カラオケ店から「Pick」へ》

15時40分頃。

一旦、宿泊先へと寄った。余計な荷物を置いて、この夜のライヴに必要なものだけを持って出たかったからだ。

 

16時45分頃。

ここから先ず向かう先は、奈良・三条町に居ては必ず利用しているカラオケ店だ。

カラオケ店では、いつもの通りにボイストレーニング(「フースラー・メソッド」と「ゴルジャ・メソッド」の併用)を1時間ほど行った(*途中で何回か休憩をたっぷりめに摂るので実際に発声している時間は35分くらいです)。

 

そして、カラオケ店の斜向かいに、この夜のライヴ会場「Music Live Cafe & Bar Pick」(通称「Pick」)が在る。

 

18時20分頃。

「Pick」の入口ドアを開けると、「Pick」のオーナーさんとライヴ担当兼広報責任者のMarinaさんが温かく出迎えてくれた。

この夜の企画『SPARKLING FRIDAY NIGHT(番外編)~愛間純人たっぷり~』の主催者・吉浦隆司は店の少し奥のソファーで何やら準備に集中していた。が、間もなくして私に気が付いた。

互いに「よろしく・・・」程度の挨拶を交わし合った。昨年12月以来の再会だ。

 

《意外とカラフルなライヴの一夜だったかも》

19時00分、予定通りに開演。

この夜の出演者(主演順)は・・・

1.Marina(Vocal&A.Guitar)さん←(「Pick」のライヴ担当&広報責任者)

2.久松優太(Vocal&A.Guitar)さん

3.すきっと(TwinーVocal&TwinーA.Guitar)のお二人

4.愛間純人

5.吉浦隆司(Vocal&A.Guitar)さん←主催者

 

以下は、恐縮ながら、私の極々個人的な勝手なる感想を含めての記載となる。

 

1番手は、「Pick」のMarinaさん。

Marinaさんの演奏を聴くのは3回目。

世代ではないだろうに「スピッツ」の大ファンであるらしい。で、大抵が、「スピッツ」の曲とこれとほぼ同時代に現れたバンドや日本のポップスを中心にこれらをカバーして聴かせてくれるのだけれど・・・。このカバーがMarinaさんの等身大のままに届いてくる感じで、とても好感がもてる演奏なのだよ。この夜のライヴもほぼ同様な選曲で、とても好い感じだった。

が、また久しぶりに聴くと、テクニックと併せて音楽への誠実さと音楽を心から楽しむこれらが更に進化かつ深化しているようにも感じた。それも自然な感じでね。これって何気に凄いことだよねぇ。

 

2番手は、久松優太さん。

7年振りくらいの再会となった。

この人が創る音楽と奏でる音楽からはある種の美学と繊細なる探求が感じられる。丁寧かつ確りとした歌声とギターの響き。届いてくる音に何一つ無駄がない。音や言葉への感性も磨かれている感じがする。聴いていてとても心地好く、何というか、嬉しくさえ思えてくる。

たいへん学ぶべきことの多いライヴで、楽しく拝見・拝聴させてもらった。

 

3番手は、「すきっと」のお二人。

先ずは二人が持参したマイク、これに思わず目がいってしまった。ほほぉ~。←(*下の写真で確認できます)

で、演奏とそのライヴだけれど、わぁ面白い!客席を楽しませるための色々がさり気なくも考え尽くされている。が、安全圏に収まっているだけでも決してなくて、チャレンジしていく姿勢も感じられて、これがまた聴いている側を更に楽しませてくれているように思えた。

コレ、他者が真似できるものじゃぁないね。

 

4番手は、私(愛間純人)。

他の出演者が30分ライヴのところを、この夜は、私めだけが実質40分ほどの時間をいただいた。

目頭がうるっとしたまま・・・だったかも。←(*下記の《独り反省会(2)》を読めば理由がわかります)

が、そのままステージに上がった。

冒頭からトーク(滅多にないのだけれど)。・・・この夜のライヴ構成を先に提示。「愛間純人・組曲のように5曲を聴いていただくのもイイかも知れません」といった案内をして、演奏へと入った。

1曲目「心にある足」

2曲目「届けるもの」

3曲目「桜、夢色」

4曲目「ねじれの位置」

と、ここまで続けて演奏。

4曲目の後に短いトーク。・・・前回、ここ「Pick」でのライヴを終えた後、吉浦隆司から「なんで、あの曲やらなかったの?」と珍しくやや強い調子で不満を訴えられたことを話した。その前回のときに演奏しなかった曲をこの夜の組曲の最終楽章として、5曲目に。

5曲目「やさしい雨」

感謝、感謝。

有り難い時間と空間を味わいながらライヴを進行させてもらった。

 

5番手は、主催者の吉浦隆司。

この人のライヴはいつも常にその時々の自身を正直に表現して聴く者を魅了する。そして物事を少しだけ深く見つめ直す機会を与えてくれる。この実直さと愚直さを往き来する人間味と自由さが吉浦隆司の音楽の魅力、ライヴ魅力だ。それはこの夜のライヴでも健在で、特に、演奏の間に挟んだ朗読では、彼の内で揺れ動いているであろう心情をも垣間見ることになった。さすがだ。

 

終わってみると、出演者5組の立ち位置はまったく異なっているのだけれど、これこそがこの夜のライヴの楽しさ面白さだったように思う。意図せず?意外と?カラフルなライヴの一夜だったかも。

 

この夜、ご一緒した皆様、ありがとうございました。

「Music Live Cafe & Bar Pick(@奈良・三条町)」に感謝。

吉浦隆司に感謝。

たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

この夜の私はずうっと目頭がうるうるでしたよぉ。←(*下記の《独り反省会(2)》を読めばわかります)

 

《独り反省会(2)》

吉浦隆司がサブタイトルに付けた「愛間純人たっぷり」のこれに私は十分に応えることができただろうか?・・・これへの答えは当分の間出せそうにない。

現在、最も重点を置いている、「私」が消えるくらい「私」を音楽これ自体に溶け込ませる、「私」がどれくらい音楽と一体となれるのか、それもできるだけ自然に、のこれについては、今回は少し遠かったかも知れない。

「愛間純人たっぷり」に応えようと思いを熱くしたこれは決して悪くなかったと思う一方、これが少々過ぎてしまったため、余計に上手く魅せようとした自分が居たように思うのだな。その分だけ近づけず、反って遠くなってしまった気がする。・・・言い訳になるけれど、吉浦隆司が開演直前に配布した文字だけのフライヤー(下の写真)を読んで、私はこれにちょっと胸がいっぱいになってしまったのだよ。泣きそうになるくらい余りに有り難いことが書かれていてね。自身のライヴまでに一旦冷静になって抑え込んだつもりだったのだけれど。ぅん~、難しい。

ま、こういうのって、日常でのちょっとした心掛けの積み重ねに依るのだろうから、急にどうにかできるものじゃぁないのだろうけれどね。はい、我はまだまだ未熟者でございます。

だからこそ、ライヴって、音楽って、人って、面白いのだけれどね。簡単にはやめられない理由がここに在るというわけだ。

兎にも角にも、たいへん有り難く、楽しい、面白い、良き・好きライヴの一夜になった。

 

《一日だけ奈良を観光》

9月13日(土)は休養日。って、ライヴの日程として埋められなかっただけのことだ。

で、奈良を観光。

天候が良かったならば飛鳥の方まで足を伸ばして石舞台古墳などを見学したかったのだけれど、天気予報によると、天候が不安定な一日、とのことだった。

ということで、奈良市内から比較的近い薬師寺とその周辺をじっくりと巡ることにした。

実際にのんびり巡ったよ。途中、突然の激しい雨に、が、またしても丁度のタイミングでカフェに居てね。またまたちょっとした幸運を感じた次第だ。

たまには、こんなふうに観光として巡る時間も好いなぁ~と思った。

 

さて、次は京都だ。

 

《京都市での集い(非公表)》

『夏の終わり?のちょこっとツアー』の4カ所目は、9月14日(日)、京都市内に在る某所(元飲食店?)での催しだ。

ここでの集いも(その1)に載せた《静岡市・葵区での集い(非公表)》とほぼ同じで、私が広く一般の人たちに向けて時折開催している「教育を語り合おうよ音楽Cafe-Barで」(詳しくは本ホームページの「子どもたちを育む『自立と自律』」に載せている)という催しに近い内容だ。

 

参加者の皆さんがここに集うことになった経緯も(その1)に載せた静岡の場合ととてもよく似ていて・・・遡ること7年前、私の企画の相談に共感してくれた或るお店のオーナーさんが常連のお客様のなかでこの企画に乗っかってくれそうな人たちに地道に声を掛けてくださって、これに依って集まった人たちで。・・・こうした人たちが組んだ集いだ。

静岡での参加者と同様に、参加者の全員が私の作成した資料(本ホームページの「子どもたちを育む『自立と自律』」に一部を載せている)を持っていて、事前に予習なども済まされて参加している。

但し、京都の参加者は、専門的な立場で子育てや教育に携わっている人の割合が静岡の参加者よりも若干多い。

京都のここでは今回が3回目。

先ずは私の講演(諸々の事柄や事例を説明)。その後は相互に意見交換と情報交換。これらを終えて、私、愛間純人の音楽ライヴ(生音で5曲演奏)。

京都での集いの今回は、これまでとは(あるいは静岡での集いとは)少し異なる流れで行った。全部を通して約2時間半。

たいへん、面白く、興味深く、そして楽しく過ごさせてもらった。

参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

次は、ツアーの最終目的地、大阪へ!(*(その3)へ続く)

 

・・・「非公開」の理由、ご理解を・・・

「非公開」のライヴ、「非公開」のイベント等について確認をされたい読者の方は、(その1)の終盤に、「非公開」とする場合とはどのような場合か?を明示して載せています。また実例も含めてこれに至った経緯について説明しています。

たいへん恐縮ながら、またお手数ですが、そちらをお読みいただきたく存じます。

引き続き、ご理解いただきたくお願い申し上げます。

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*悪文が並ぶこの長~いブログを最後までお読みくださいました読者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

*上の写真:出演者集合写真(「Pick」よりご提供いただいた写真です)

*下の写真:出演者ライヴ中の写真&その他(順に、Marinaさん(2枚)、久松優太さん(2枚)、「すきっと」のお二人(2枚)、吉浦隆司さん(2枚)、「Pick」の入口、「Pick」入口のライヴ案内、吉浦隆司がライヴ直前で配布した文字だけのフライヤー、・・・私のデジタル一眼カメラで撮りました。今回はステージ上の照明具合が把握しきれず、ぅん~すみませんイマイチかな。ライヴの写真って難しい)

*下の一番最後の写真:愛間純人ライヴ中の写真(「Pick」よりご提供いただいた写真です)