子どもたちの自立力育成を探求しながら

「子どもの自立力育成を考える音楽会」は新提案企画

詳しくは、下記の『子どもたちに「自立と自律」の力を!』をお読みいただくことにして・・・、

主に、公教育の現場に立つ方(幼稚園、小学校・中学校・高校の先生など)、保育士さん、子育て中のお母さん・お父さんたち・・・向けに、まずは、シンガー・ソングライターが提案・企画(2018年〜)するのは、子育てや教育、心理学、社会学などの専門的な分野で活躍されている方の講演と、下段の中では書き納まらなかった愛間純人が考える「自立と自律」を育成するための <具体的な方法> をトークに交えた音楽ライヴです。

急がれる課題に向き合いながらも幾分か非日常的なリラックスできる空間で豊かな発想と知恵を出し合う時間になればと、新提案させていただいた企画です。

(例1として)

1時間目(50分)

:専門分野の方の講演

2時間目(50分)

:愛間純人の音楽ライヴ

 &<具体的な方法>をトーク

可能なら放課後(40分)

:自由交流会

(例2として)

1時間目(80分)

:愛間純人の音楽ライヴ

 &<具体的な方法>をトーク

2時間目(40分)

:意見交換・交流会 


「子どもの自立力育成を考える音楽会Vol.1」は好評を得ました!

第1回(Vol.1)のトーク内容は・・・

下記に公表した「子どもたちの自立力育成を探求して(第1編)」を、トーク(講演)の参考資料としてご覧いただきながら、これらの詳しい説明と背景にある状況、関連のある事柄についてお話させていただきました。

2018年6月30日の「ブログ」にも、この様子を載せています)

トークの間に、オリジナル曲の5曲、「心にある足」、「ねじれの位置」、「桜、夢色」、「三日月のベッド」、「やさしい雨」を演奏・歌わせていただいて、全体で約80分間のライヴになりました。

*ご意見・ご提案、ライヴのご依頼、ご相談等のある方は、「ライヴのご依頼・ご相談」のページをご確認いただきたく存じます。

その後、「メール・ボックス」から送信していただく流れになります。

子どもたちに「自立と自律」の力を!

「プロフィール」のところに載せていないので、少々、私事を・・・。

現在でこそ、シンガー・ソングライターとしての生活がその中心にありますが、30年以上もの間、教育現場に身をおいてきた者です(2018年2月までは公表しておりませんでしたが・・)。

全日制高等学校での教諭、高校受験・大学受験の塾や予備校での講師、オルタナティブ・スクール(中学校不登校生対象のフリースクール、通信制高校在籍生徒のサポート校、高卒認定資格検定受検生用の塾など)での講師と、様々な異なる目的とスタイルの学校で、クラス担任、進路相談、教科担当(数学)などを務めながら、主に12歳〜18歳の子どもたち・若者たちとともに過ごしてきました。

 

教育現場にいながら、2000年に入った頃から、日本の学校教育システム(仕組み)の遅れと限界を急激に感じるようになりました。それがまた近年(2014年頃から)著しく感じます。この間の15年間くらいは、私自身も右往左往するような毎日で、ただ目の前の子どもたちの対処だけにしてしまった反省があります。

ここで先に申し上げておきますが、日本の学校教育システムの中にも日本ならではの特徴的で良質な内容・方法もあると思っていて、すべてを否定するわけではありません。

しかしながら、現在、日本の学校教育現場で子どもたちが置かれている状況は残念ながら悲観的にしか思えません。子どもたちが学校教育を通して学び養われていくことのうち大半が、子どもたちが成長して社会へと出ていったときに実社会で生活していく上で活かされるものではなくなってきています。学校教育で養われていく力と実社会で生活していくために必要とされる実践力とに如何に大きな隔たりが生じてしまっているか、掛け離れてしまっているか、ということです。

このことは皆様も御承知のように、数々の社会問題も生み出してしまっています。家庭内暴力(殺人事件にも)、学校・職場でのいじめ問題、ワーキング・プア、10~20歳代の自殺、能力の偏りが見過ごされたまま生じる社会的不適応など・・・。

こうした社会問題を抱えた現在の日本の社会では、子どもたちがやがて実社会に出て生活していくまでの間に「各自がその能力を活かして社会と調和して生活し続けること(自立)」の力も、また、これを達成するために必要な知識やスキルを「自分自身で総合的にコントロールする能力(自律)」身に着けないまま、社会に放り出されるだけになってしまっている・・・こうした現状があると思います。

 

教育現場の実態に目を向けると、それは、たまたま熱心でアイディア豊富な教師が集まった学校では、現在から将来を見据えた教育、この先の社会にも即した教育を目指した様々な授業内容や方法が導入され、子どもたちは多面的に学ぶ機会が与えられ、同時に、教師の側も多角的な尺度で子どもたちを評価する機会が得られています。このことは、子どもたちと教師との円滑な相互コミュニケーションに繋がって、子どもたちは活き活きと教室で活動する姿を見せてくれます。こうした子どもたちの行動は学校内外の他の活動にも波及して、子どもたちどうし積極的に学び合い協力し合う姿が日常的に見られるまでになっています。

が、全国的には、特に公教育(公立も私立ともに地方自治体の公共の制度・政策を実施する教育)を担う学校では、こうした取り組みを積極的に取り入れている学校の数はまだまだ少なく、こうした取り組みの「学校間格差」も、ますます拡がってきてしまっています。

 

教育現場の多くで教師(専任教諭)たちは、事務的な処理の多さや、社会的背景による多様な価値観をもつようになった保護者への対応、インターネット社会になってから生じるようになった子どもたちへの被害やいじめの問題、また気付かれにくい能力の偏りを抱えた子どもたちによって引き起こされる問題も増えていて、これらの対応を含めて次々に業務が重なって多くを抱え込んだ状況に日々追い込まれてしまっています。更に深刻な事態としてあるのは、教師間・学校職員間の連携(チームワーク)意識が希薄で、意思疎通を欠く学校(職員室)さえあって、これら多くを抱えた教師が各々に孤立していくことも・・・。そして、よくよく眺めてみると、子どもたちの多くに直接関わる授業準備や授業研究は後回しになっている場合が決して少なくないのです。

 

教師あるいは子どもたちの親御さんや保護者の方も、一人二人の個人が、どんなに工夫したり、どうにかしようという意思や意志があっても、子どもたちが「自立」と「自律」を身に着けていくことは難しいままと言えます。こうして何の対処もできずにこれ以上放置すれば、子どもたちが成長して社会人になっても、これからを生きる実社会では満足に自立できないまま、生活はとても困難を伴う厳しい状況に追い込まれてしまうケースが増大することでしょう。このことは、いずれこの先、日本の社会が経済活動も社会保障も立ち行かなくなって衰退していくことへもつながっていくことになります。

 

いま、日本の学校教育システム(仕組み)そのものから変革・改革することは国としても急務であるはずです。しかし、これには多くの課題があってその解決には多くの時間を要することでしょう。となれば、理想論ばかりでなく、現況のシステムの中で工夫できること、システムの改善も現実的で時間を掛けずに改善可能が見込まれるところから提案できるようにと、まずは考えます。幼児期の子育てや青少年の育成に関心をもつ人など、できるだけ多方面から様々な立場の人たちで知恵を出し合い、相互理解のもと実現できる方法を見出す必要性を感じます。

 

教育現場での経験と国内各地で音楽活動・ライヴ活動を重ねてきて、この両方を通じて現在強く感じることは、人それぞれが「自由かつ平和に共生できる社会」で生きていくこと、また、こうした社会の実現を目指すことが、いま、あらためて求められているように思います。その為に、子どもたちが成長過程で養うべきキーワードは、『「自立と自律」の力』かと・・・感じて、考え模索しています。

子どもたちの自立力育成を探求して 第1編

「子どもの自立力育成を考える音楽会Vol.1」の資料として

(トーク(講演)内容を補助する意味で作成した参考資料です)