
2025年9月5日(金)~9月15日(月・祝)の間に横浜→静岡→奈良→京都→大阪を巡った『夏の終わり?のちょこっとツアー』のライヴ報告です。
今回は(その1)として、9月5日(金)「白楽Nap(@横浜・白楽)」でのライヴについてのご報告を中心に、その後の静岡市での集い(「ライヴ・スケジュール」上では「非公開」の催し)についても少しだけご報告させてもらいます。
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《台風が通過するなか》
『夏の終わり?のちょこっとツアー』の初日は、9月5日(金)「白楽Nap(@横浜・白楽)」でのライヴ。
この日は台風が東海地方から関東地方の南岸を通過中。自宅の在る東京・多摩西部の辺りは朝からその台風の影響もあって大雨、というよりも激しい豪雨。併せて、気温が30~31℃くらいで蒸し暑くもあった。
さて、ギター・ケースをビニールカッパで覆って、と。
電車に遅れが生じている様子。通常よりも40分ほど余裕をもって早めに自宅を出発した。
はい、正解。
「白楽Nap」へは集合時刻の10分前、17時20分頃に到着した。自宅から2時間半ほど掛かったというわけだ。
さすがにちょっと疲れた。しかも、「白楽Nap」って、ビルの入口から階段で3階まで上がらなきゃぁならないのだよね。ふぅ~。
それでも、「白楽」駅を降りると、台風は既に通り過ぎたのか、その台風の影響が殆ど無い様子で、雨もすっかり止んでいた。これにはちょっとした幸運さを感じた。
ちなみに、いつものボイストレーニング(「フースラー・メソッド」と「ゴルジャ・メソッド」の併用)は自宅を出発する前に済ませた。
《短時間でサウンドチェック、それは信頼から》
17時30分頃、サウンドチェック開始。
「白楽Nap」では、サウンドチェックは一人当たり15分程度とされていて、大抵の人が時間いっぱいに使うのだけれど、私は、特にこの日は疲れ気味でもあったので、5~6分で終わらせた。
いや、「白楽Nap」の代表兼音響担当の竹村さんとはもう13~14年の付き合いで、竹村さんは私が望む音を十分理解してくれている。ま、信頼できる人が居てくれてこそ、こんなふうにもできるわけなのだね。有り難い。感謝。
サウンドチェックを終えた私は、ただただ身体を休ませた。
《素晴らしき人たちが勢揃い》
19時00分、開演。
この日、私以外の、他の出演者さんたちは本当に素晴らしき人たちで、よくもこんなに素晴らしき人たちが勢揃いしたものだ、というライヴの一夜になった。
いずれの方とも何度かご一緒したことがあって、私のいたって個人的かつ勝手な感想を含めて申し上げれば、この方たちに共通して言えることは、「音楽を届ける」その姿勢に芯(真)があってブレない、「私の作品、私の歌・演奏はコレです!」というものが確りと在る、とそう感じる人たちなのだな。この意味でとても尊敬できる人たちだ。だから、歌や楽器で奏でられる音たちがこちら側へと胸の内深くまで染み入ってきて、時に鋭く突き刺さってもくる。
そして、この夜も期待を裏切ることなく、お三方それぞれがそれぞれのスタイルで演奏とライヴをし、その素晴らしさを披露して届けてくれた。
さて、その素晴らしき人たちとは(出演順に)・・・
1.藤原歩(Vocal&A.Guitar)さん:40分ライヴ
2.ともも(Vocal&Keyboard & A.Guitar)さん:30分ライヴ
3.坂本智樹(Vocal&A.Guitar)さん:30分ライヴ
こんなにも素晴らしき人たちのライヴの後に、この夜の最後の出演者として登場しなければならない私。
いつもよりも緊張している自身を感じながらステージへと上がった。
が、ステージに上がると、気持ちイイ緊張だなぁ、と思えた。
《さぁ、本番だ》
20時55分頃。この夜、私、愛間純人は4番目(最後)の登場となった。
1曲目「心にある足」
2曲目「届けるもの」
ここで、トーク。・・・「白楽Nap」は毎月テーマを提示していて、出演者にはこのテーマに沿った内容のライヴを求めている。ま、少しでもテーマに触れて進行すればそれで良しとされる程度なのだけれど。で、今月、9月のテーマは「Kairos(カイロス)。・・・私は、このギリシャ語「kairos」の元々意味を含めて、この言葉について知るところを幾つか話をした。もちろん、客席に居る人たちを裏切ることなく、やや長めのトークでね。
3曲目「桜、夢色」
4曲目「ねじれの位置」
ここで再びトーク。「kairos」を、恐縮ながら、自身が過去に経験した事と結び付けて、現在の、この瞬間一つひとつの「有り難さ」について話しをさせてもらった。いやぁ、少し話が長すぎたカモ(汗)。
5曲目「やさしい雨」
以上、40分間のライヴを時間通りピッタリに終えた。
会場内・客席では、私のトークにクスッと笑ってもくれて、歌とギターの演奏にはじっくりと耳を傾けて聴き入ってくださった様子。
これもまた、有り難い、ね。
この夜、「白楽Nap」でご一緒した皆様に心より感謝、感謝。
本当にありがとうございました。
《独り反省会(1)》
テンポや間、声量の変化のさせ方の具合など、これらがどうであったのか?も含めれば、あれもこれも細かに反省すべき事柄は幾つもある。
が、現在、私が重点にしている事は、ライヴへと向き合うその心の持ち具合だ。もう少し丁寧に言えば、「私」が消えるくらい「私」を音楽これ自体に溶け込ませる、「私」が音楽とどこまで一体になれるか、だ。それもできるだけ自然に。極々自然に。
点数なんぞつけてこれを表すのは野暮というもの、だから点数で表すことは決してしないけれど、まだもう少しだけそこへは辿り着けなかった、そんな感覚が残っている。
それでも総じて、ライヴ中は、楽しく、面白く、喜びを感じながら、有り難さを感じながら、歌い、ギターを奏でることができたように思う。この喜びの在る心地好い感覚が残っていることも確かだ。・・・会場内・客席に居た皆さんのお陰あってのことだね。
さて、次は、静岡だ。
《静岡市・葵区での集い(非公開)》
『夏の終わり?のちょこっとツアー』の2カ所目は、9月11日(木)、静岡市・葵区に在る某・飲食店での催しだ。
この集いの参加者は・・・遡ること約6年前、私の企画の相談に共感してくれた或るお店のオーナーさんが店の常連客のなかでこの企画に乗っかってきそうな人たちに地道に声を掛け続けてくれたのだね。・・・これに依って徐々に集まり始めた人たちで、この人たちによって組まれた集いだ。
大凡どのような内容であるかを言えば、私が広く一般の皆さんに向けて時折開催している「教育を語り合おうよ音楽Cafe-Barで」(詳しくは本ホームページ「子どもたちを育む『自立と自律』」に記載)という催しに近い内容だ。進行の仕方や内容の深さに違いはあるものの。
というのは、静岡市・葵区のここに集う皆さんの殆どは既に子育てや公教育に深く関心を寄せている。また、子育てや教育の何らかに関わる活動に実際に携わっている人も少なくない。加えて、この集いの参加者は私が作成した資料(本ホームページ「子どもたちを育む『自立と自律』」に一部を載せている)を全員が持っていて、予習なども済ましてこの集いに参加しているので、かなり深く実践的な話題にまで及ぶ。
静岡市・葵区のここでの集いは、今回が3回目。
私は講演をしながら講演の間の所々で演奏。この日は4曲を披露。これらの後に意見交換・情報交換などをして、全体で約2時間。
これはこれで、毎回たいへん面白いことが起こるのだよ。
もちろん、今回も。
参加者の皆様、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。
ちょっと忙しいけれど、次は、奈良だ!(*(その2)へ続く)
・・・「非公開」の理由、ご理解を・・・
本ホームページの「ライヴ・スケジュール」においても「非公開」にしているライヴ、「非公開」にしているイベント等があります。
なぜ「非公開」としているのか?これについてあらためてご説明申し上げます(10数年前に「ブログ」に載せたきりでしたので・・・)。
先ずは、「非公開」としているライヴやイベント等とはどのような場合でしょうか。
①広く一般の皆様に向けたライヴやイベント等ではなく、ある特定の団体や集いに属する限られた人たちから依頼を受けて開催・実施しているライヴまたはイベント等である場合。
②開催・実施する会場(場所)が、普段、音楽ライヴや講演等を行う場として営業・運営されていない場合。
以上の①または②に該当する場合(①と②の両方に該当する場合も含めて)は「非公開」としています。
(実例):以前に本ホームページおよびSNS上に以上のような場合においてのライヴについて、その様子を載せたところ、その後、会場となっていた喫茶店に「私もそちらでライヴをやらせて欲しいのですけれど・・・」といった問い合わせが何件もあって、中には威圧的な態度で迫ってくる人もいたそうで、当時の、その喫茶店のオーナーさんが対応にたいへん苦慮されたということがありました。
こうしたことから、上記の①または②に該当するライヴまたはイベント等は「非公開」としています。
引き続きご理解いただきたく、お願い申し上げます。
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*長文・悪文が並ぶこのブログを最後までお読みくださいました読者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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*上記の写真:出演者集合写真(「白楽Nap」代表の竹村さんに私のコンデジ・カメラで撮影してもらいました)
*下記の写真:ライヴ中の写真、他(順に、藤原歩さん(2枚)、とももさん(2枚)、坂本智樹さん(2枚)、「白楽Nap」代表・竹村さんとスタッフ・新山さん、「白楽Nap」の入口から3階まで続く階段、・・・デジタル一眼カメラは私の失態でこの日は使用できず、予備で持って行ったコンデジ・カメラで撮影しました)
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