ライヴ報告:『ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)』(@東京・三鷹「おんがくのじかん」)を終えて

今回は、2025年6月28日(土)に東京・三鷹の「おんがくのじかん」で開催した『ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)』、これのご報告です。

ところで、皆さん、「ほっと楽しやハートライヴ」は「ゆったり、まったり、クスッと笑えて、楽しく・・・」をテーマに私が企画・主催しているライヴなのだよ、ってこと知ってましたか?

2017年3月の開催を初回(第1夜)に、今回で18回目、第18夜を迎えました。

こうして開催できるだけでもホント、有り難い、のですが・・・、今回の第18夜は、これまでとはまた少し違う、より有り難い、「ゆったり、まったり、クスッと笑えて、楽しく・・・」のライヴになったように思います。

この日のゲスト出演者は、永井Leeさん、babaリズム(&雷(ライ))さん、の二組。

では、Facebookに載せた「ライヴ報告(速報版)」よりも詳しくご報告させてもらいます(私が撮ったゲスト出演者の写真も掲載)。

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《真夏日が続く東京》

2025年6月28日(土)、ライヴ当日の東京は、兎にも角にも、暑いのだった。

東京(多摩地域)の最高気温は34~35℃。6月中の「真夏日」の日数もこの日で12日目、前日に続いて記録を更新したらしい。屋外へ出て10メートルくらい歩くだけで身体中が汗で覆われてしまう、それほどまでに蒸し暑さを感じる日だった。

 

確りと照りつける陽差しを受けながら、ギターケースを背負って、愛用のデジタル一眼カメラを入れたショルダーバックを肩に掛け、ライヴ用に着る服(ジャケット)や靴やらを入れたキャリーケースを転がしながらの移動だ。

自宅から最寄りのJRの駅までは歩いて12~13分。普段なら10分くらいで着くのだけれど、これだけの荷物があってはね・・・。あ~ぁ、汗びっしょり。

そこからは電車で東京・三鷹(JR中央線「三鷹」駅)へと向かった。

いやぁ、電車内はエアコンが効いていて涼しい、助かるわぁ~。幸運にも生き延びられたかのような、そんな感覚にさえなるのだった。

 

電車に乗車して約45分、三鷹に到着。

電車から降りて外に出ては、やはり、暑いのだった。

三鷹に着いて先ず向かったのは、カラオケ店。カラオケ店では、いつもの通りに、ボイストレーニング(「フースラー・メソッド」と「ゴルジャ・メソッド」とを併用したもの)を1時間ほどした(休憩を摂りがら進めるので実質的には35分程度)。

 

17時30分ちょっと前。カラオケ店から歩いて7~8分、ライヴ会場の「おんがくのじかん」に到着。

「おんがくのじかん」の店主兼音響担当の菊池さんが直ぐに出迎えてくれた。

 

《早っ!》

それから5分も経たないうちに、ゲスト出演者の、babaリズムさんとそのサポートにつく雷(ライ)さんが入店。直ぐさま続いて、同じく、永井Leeさんが入店。早々に出演者全員が揃った。

予定では、それぞれがサウンド・チェックを行う5分前までに入店すれば良い、としてあったのに。でも殆ど毎回がこんな具合で、「ほっと楽しやハートライヴ」に出演してくださる方たちは何故だか集合が早いのだよね。

 

それぞれが一息ついたところで、サウンド・チェックを開始。 

で、サウンド・チェックは本番の出演順とは逆に、私(愛間純人)、babaリズムさん、永井Leeさん、の順で行った。

一組15分として時間を設けてあったのだけれど、私は5分ほどで、babaリズムさんと雷(雷)のお二人も11~12分ほどで、永井Leeさんはエレキギターとエフェクターとの具合を確かめながらだったけれども、それでも15分丁度で、これまた早めにサウンド・チェックを終えた。時刻は18時20分頃。

 

サウンド・チェックを終えた後は、出演者それぞれが思い思いに過ごした(はず)。

「食事に行ってきま~す」と、暑さにもめげず外へと元気に出掛けて行ったのは、babaリズムさん、だけ。

永井Leeさんと雷さんと私は、菊池さんの淹れた珈琲などを味わいながら、そのまま「おんがくのじかん」に留まった。

 

《いよいよ本番》

19時00分、開場。予約のお客さんたちが来店。

19時30分、開演。

今回は、いつもだったら無い、私のオープニング・トークから。・・・ま、1年振りの開催になったのでね。あらためて、「ほっと楽しやハートライヴ」のそもそもの成り立ち、それから、2017年の3月に初回を開催してから3~4ヶ月ごとに開催してきたこと、が、ここ6年くらいの間は不定期になってしまっているその諸事情などをお話させてもらった。が、客席の様子を見渡して、このあたりのことはサラッと簡単に終えた。他にも用意していた話があったのだけれど、それは省いた。で、咄嗟に、話の中心をゲスト出演者の紹介に切り替えた。出演を依頼するに至った経緯や意図を話しながら各出演者を紹介させてもらった。・・・

 

19時40分。

ライヴの一番手は、ゲスト出演者の、永井Lee(Vocal & E.Guitar)さん。

これまで、ずぅっと、アコースティック・ギターと共に彼の歌声はその独特の永井Leeからしか発することができないであろう音楽を私たちに聴かせてくれていたのだけれど、ここ最近は、アコースティック・ギターからエレクトリック・ギター(エレキ・ギター)に持ち替えて、またあらたな一面を魅せ始めている。

この夜の「ほっと楽しや・・・」においても進化(深化)中の永井Leeさんの音楽はやはり独特で、面白味たっぷりで、またこれがたいへん心地好い具合に届いてくるだった。私は、ぅん~さすが、と思いながら客席で聴かせてもらった。

 

20時25分。

二番手の登場は、babaリズム(Vocal & A.Guitar)さん。

初めの2曲はbabaリズムさんのソロで。3曲目からはサポートの雷さんも加わって、二人で意気の合った演奏を披露。

babaリズムさんは、もう、常連ゲストになりつつあるほど何度もこの「ほっと楽しや・・・」にご出演いただいている方で、テーマの「ゆったり、まったり、クスッと笑えて、楽しく・・・」にピッタリな出演者なのだよね。

それで、前回の1年前もゲスト出演いただいたbabaリズムさんなのだけれど、その前回は、ライヴの日の直前になってサポートの雷さんが指を怪我されてしまって・・・。babaリズムさんお独りのステージもこれはこれでたいへん好かったのだけれど、このとき客席に居た雷さんが私にはとても寂しそうに見えてね・・・。

が、この夜は、babaリズムさんと雷さんとで二人の意気の合った演奏が披露された。そしてその演奏からは、余計な意図や働きかけを全く感じさせない、まさに自由で豊かな、ゆったりと優しさに溢れた音たちが届くのだった。先の永井Leeさんの演奏とはまた別の心地好さを感じながら聴かせてもらった。

 

21時10分。

最後に登場は、私(愛間純人(Vocal & A.Guitar))。

この夜は、冒頭のオープニング・トークでそこそこ喋らせてもらったので、トークは極力排除してライヴを進行した。

最初に、ちょっとだけ、永井Leeさん、babaリズム(&雷)さん、それぞれのライヴの感想などを述べさせてもらって、演奏へと入った。

1曲目:心にある足

2曲目:届けるもの

3曲目:桜、夢色

4曲目:ねじれの位置

と、4曲を続けて演奏(*このとき私には大変ピンチな、ある異変が起こっていたのだった。←後の《独り反省会》で説明する)。

 

4曲を終えたところで、あらためて、ゲスト出演者の、永井Leeさん、babaリズム(&雷)さん、そして「おんがくのじかん」の店主兼音響担当の菊池さん、それぞれをご紹介しつつ、この方たちへの感謝の気持ちを伝えさせてもらった。

 

で、5曲目、この夜のライヴ最後の曲を歌い演奏するに当たって、現在の私が思うところをお話させてもらった・・・「世界のあちらこちらで起きている戦争や紛争のこれらが早く解決するように、地球規模の急激な気候変動のこれへの対策が直ぐにでも進むように、そして、『ゆったり、まったり、クスッと笑えて、楽しく・・・』がこの世界から無くなってしまわないように、こうしたことを願って歌わせてもらいます」といったような話・・・。

 

5曲目:やさしい雨

 

5曲目の「やさしい雨」で、この夜の、私(愛間純人)のライヴは終了。

客席からは拍手。鳴り続けてなかなか止ない拍手に、有り難い、本当に有り難い気持ちになった。

客席へ向けてただただ感謝した。

 

《独り反省会》

実は、残念な気持ちでいっぱい。・・・私の、自身のライヴについてだ。

こんなこと言ったらば、ご来場いただいた皆様に対して、生配信をご視聴いただいた皆様に対して、たいへん失礼になるのだけれど、今回は、敢えて、ここに書き記す。

 

昨年の「年の瀬ちょこっとツアー」から、ライヴ中における私の心の持ち具合はそれ以前までにはなかった新たな感覚を得られるようになっていた。それはまた、直近のライヴでもそうであったし、ずうっと持ち続けていたのだけれどね。

そして、この感覚は、自身で歌いギターを奏でる、この最中においてはとても良い(好い)集中力も生んでくれていた。実際に、歌声に関しても、ギター演奏に関しても、テクニック的な面と心的な内面とのバランスが丁度好いところに在りながら、このままを客席に届けることができていたと思う。

それでね、この「ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)」でも、こうした新たな感覚に至った愛間純人を是非とも皆さんにご披露したい、と思っていたのだよ。

 

ところがだ、いよいよ自身のライヴだ、というその直前、セッティングの最中に思いもしないアクシデントが・・・。

半分だけ笑えるカモだけど・・・、アハハハハ・・・。

が、半分は笑えないな、やっぱり・・・。

ギターのシールドをD.I(ギターの音を音響担当が調性する器材へ送るもの)に繋ごうとして、一旦、身をしゃがませたのだよ。そのときに右足の先が床に変なふうに着いたのか、シールドをD.Iに差し終えて立ち上がった途端、その右足の先に痛みが。

痛い、痛い、ツったぁ。

右足の先を床から離すことができない。右足の先を床から離したら、その足裏から指先にかけてが更に反ってしまいそうで・・・。

少しだけライヴ開始を待ってもらおうか、などの考えも頭の中を巡るのだった。

が、ここまで5分ほど進行も押していて、お客様皆さんを待たせるのはヨロシクナイように思った。と同時に、この足のツった状態が数分程度で治まる感じがしなかった。

ライヴを始める、決断をした。

なんてことをしているうちに、本番直前にいつも喉(声帯)のウォーミングアップの仕上げとしてやっているいこと、これを忘れて本番に入ってしまった。いや、このことよりも、先に言った「新たな感覚から生まれる集中力」そのための心の持ち具合を作らないまま本番を入ってしまったことの方が、演奏する側の者としては重大なるコトを欠いていた、と反省すべきだろう。

 

先から言っている新たな感覚とは・・・前回のブログの「ライヴ報告」にも書いたけれど・・・「『私』とか『自分』とかが無くなるほど音楽の一部になる感覚、音楽を奏でる媒体の一つになるような感覚(何とも上手く説明できない感覚)」で、だとすると、「ほっと楽しやハートライヴで新たな感覚に至った愛間純人を是非とも披露したい」と思ったこれは、これを思った時点で、本来至るべき心持ち具合には余計なものでしかなかった、のかも知れない。

足がツったりしなくても、今回の「ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)」で「新たな感覚に至った愛間純人」が表れる(現れる)ことはなかった、のかも知れない。

 

いやぁ、でも、痛かったぁ~。

ライヴ中は、歌うにも、ギターを弾くにも、右足の先がツったままでは身体の重心を何処に置いていいのか、どうにも定まらなくて・・・。大凡のところは経験がカバーしてくれている感覚もあったけれど、細かなところではコントロールが全く効かない感覚でいた。

3曲目の「桜、夢色」の後半で、ふと、痛みが消えて、ツっていた右足の先の筋だかが緩んだ感じがした。

その3曲目の後半からは、身体的には普段通りの姿勢や構えで、歌い、ギター演奏ができたように思う。が、心的な面では、新しい感覚のその心持ち具合に至ることは最後までなかったように思う。

 

「ほっと楽しやハートライヴ」という自身で企画・主催するライヴであるこその、よりよく聴かせたい、よりよく見せたい、これが良い方へ転がることはこれまでもそうだったように確かにあるのだよ。だけれど、新しい感覚に在る愛間純人を披露する、これにおいては余計なものでしかなかったのだろうね。

 

あとは、単純に、暑さ対策として不十分だったということだ。水分・塩分の摂取が足りなかったのだろう。自宅に帰ってからも、こんどは反対の左足がツって30分ほど動けなくなってしまったのだから。ま、爺にもなりつつあるしな。

 

以上、反省というよりかは愚痴っただけだったかも。

でもね、結局のところ、だからこそで、ライヴって面白い!

聴くも、観るも、出演するも、ライヴって面白い!

 

今回の「ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)」を総じて言えば、テーマの通りに、ゆったり、まったり、クスッと笑えて、楽しく・・・届ける、そうしたライヴにはなったかと思うし、好き(良き)ライヴの一夜になったと感じられている。

 

《出演者どうしでプチ打ち上げ》

これまで、ライヴ後に「打ち上げ」って一度もしたことがなかったのだけれど。

この日は、ゲスト出演者の永井Leeさんとbabaリズムさんと雷さんのお三方からのお誘いを受けて、「おんがくのじかん」から近いところの居酒屋さんで「打ち上げ」をした。

ラストオーダーぎりぎりくらいに入ったので、居られたのは50分くらいかな? だから「プチ打ち上げ」。

ちょっと呑みながら、食べ物をつまみながら、音楽の話、ライヴの話、それぞれが追求している音の話、音楽ほかで関心のある事など、短い時間の割には深い話ができたように思う。

とても貴重な、よき「プチ打ち上げ」となった。

 

《結局は、面白い、楽しい、それだけ》

最終的には、感謝だね。

こうしてライヴができることって、自身が企画・主催するライヴができることって、決して当たり前じゃぁない。本当に感謝でしかない。

できる得る限りは、音楽活動、ライヴ活動を今後も続けていく。

続けていられる間は、続けていられることに感謝しながら、確りとそこに取り組んでいく。

まぁ、欠けていることばかり、足りないことだらけの私ではあるけれど、欠けていたり足りていなかったりするからこそ、これらを少しでも埋めていくことができるような日常を送りながら、音楽へ、ライヴへと挑み続けていって、また反省を重ねて、経験を積み重ねていく、ということになるのだろね。

ま、結局は、こんなことをしていることが、私には、面白いのだよ、楽しいのだよ、ただそれだけ。

 

最後に・・・。

「ほっと楽しやハートライヴ(第18夜)」を、ライヴ会場へと足をお運びのうえご観覧いただきました皆様、生配信を通してご視聴いただきました皆様、本当にありがとうございました。

ゲスト出演していただいた、永井Leeさん、babaリズムさん&雷さん、ありがとうございました。

「おんがくのじかん」の菊池さん、私たち出演者の音たちをホント良い音で届けてくれて、ありがとうございました。お世話になりました。

そして、少しでも気に留めていただいた皆様にも心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

ではでは、今回の「ライヴ報告」はここまで。 

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読者の皆様には、長文のブログであることに加え、数々の悪文のこれらについて、ご容赦いただきたく存じます。併せて、本ブログをお読みいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 

*上の写真は、永井Leeさんがスマホで撮ってくれた私の写真

*下の写真は、私がデジタル一眼で撮ったゲスト出演者皆さんの写真(永井Leeさん、babaリズムさん&雷さん)

(今回、出演者の集合写真を取り忘れました。・・・これも反省だね。)