3月29日以来、久しぶりの「今日の一曲」は第27回目になる。
今回は、「バリー・マニロウ(Barry Manilow)」の「悲しみをこえて(I made it through the rain)」を紹介しながら、エピソードを・・・。
この曲と絡めた話は、昨年 7月3日のブログ「ただ今日一日を大切に」で、一度載せている。このときは、大切な友人が厄介そうな病気を抱えて苦しんでいるという連絡を受けた直後で、半ば、この友人を励ます意味で書かせてもらった。
では、あらためて、今日、ご紹介の曲について・・・
16歳頃から20歳代前半の頃の私を支えてくれた、いや、現在も時折かな?・・・支えてくれている一曲だ。
バリー・マニロウを知ったのは、たしか・・・中学3年生(2年生のときかも?)のとき、インフルエンザが流行して学校では学級閉鎖にもなって、仕方なく昼間の時間をFMラジオを聴きながらつぶしていた。その時に偶然流れてきた曲が、バリー・マニロウ、日本タイトルで「悲しみのマンデー」だった。
バラード風のゆったりしたテンポの曲を、あまり感情を入れ過ぎずに、決して熱くならずに、ただ、自身の声質と正確な音程、テンポを僅かに揺らす間と呼吸感だけで歌いあげている印象が、耳に残った。
もう一つ、耳に残った理由として、学校のお勉強が苦手だった私にも、聴き取りやすい英語の発音と何となくでも和訳しやすい英単語が並べられた歌詞だったということだ。
ちなみに、この学級閉鎖期間に元気だった私は、その直後にインフルエンザにかかって期末テストが受けられなかった。こういうヤツいるでしょ(笑)。それで「悲しみのマンデー」か?
で、この時は、中学生のこずかいだけでは直ぐさまレコードを買うだけの経済力はなく、高校生になって、LPレコード盤でアルバム「Barry Ⅶ」がリリースされたのを知って、はじめて自身で購入して手にした(上の写真)。
このアルバムのA面の3曲目に、「悲しみをこえて(I made it through the rain)」はある。
この曲も、バラード風のゆったりしたテンポの曲で、英語力のない高校生が聴いても、直ぐに英語の歌詞が和訳可能な曲だった(汗・笑)。
♫
私は雨の日々を切り抜けた
自分の世界を守りぬいたんだ
私は雨の日々を切り抜けた
自分の気持ちを持ち続けたんだ
私は雨の日を切り抜けた
誇りを見出してもらえたんだ
同じような苦しみ知る他の人たちから
・・・・
♫
こんな感じだろう・・・か。愛間純人の和訳では・・・(汗)。
*(付属の歌詞カードをどこかに失くしてしまったので・・・)
十代後半から二十代前半の年齢の当時も、少し、思うように物事が進められないことが続いたり、親しい人に何かよからぬことがあると、この曲を聴いた。
以前に紹介したシベリウスの「交響曲第2番」も、若き日の私を度々支えてくれた一曲として紹介したことがあるが、今日、紹介しているバリー・マニロウの「悲しみをこえて(I made it through the rain)」は、心を鎮めたまま、静寂な時間と空間の中で見守ってきてくれた曲だ。
ここ最近も、ブログでは、自身が陥ってしまっている「大スランプ」の話が続いた。「何か意味があると・・・」と解釈して、「もがき続ける」ことにしたのだが・・・、
1週間ほど前からのカフェなどでの20分程度の短いライヴ(生音演奏を含めて)計8本のステージでは、感触からすると、ひょっとしたら「大スラップから脱出」できたのかも知れない・・・という感覚も得られつつある。
♫
I made it through the rain
I kept my world protected
I made it through the rain
I kept my point of view
I made it through the rain
And found myself respected
By the other who
Got rained on too
And made it through
♫
静かに、静かに、少しずつ、自信を取り戻す曲として、バリー・マニロウ「悲しみをこえて」を、「今日の一曲」として紹介させていただいた。
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