今日の一曲 No.2 : チャイコフスキー作曲「ピアノ協奏曲第1番」

「今日の一曲」は7月20日以来になってしまった。第2回目。

ちなみに、私のブログを多く人が読んでいるとは思えないけど、「今日の一曲」は音楽の蘊蓄を語るようなことはしていない。私が受けた影響だったり、気に入ったレコード盤やCDの紹介を絡めながらの思い出話し程度だ。

 

今回は、1回目に続いてクラシック音楽、チャイコフスキー作曲の「ピアノ協奏曲第1番」。

 

小学校の5〜6年生頃だったと記憶する。テレビからコンサート情報として、この曲の冒頭の部分が流れてきた。迫力、重厚さ、華やかにも感じて一瞬で耳を奪われた。「なんていう曲?」と思って、慌ててテレビ画面に喰らいついて曲名と作曲者名を探し当てた。

 

こずかいをもらってレコード盤を手に入れたのは、中学生になってからだ。でも、はじめから最後まで全曲通してじっくりと聴けるようになったのは高校生になってからだ。

曲の冒頭に喰らいついた勢いの割には、そのうちに、チャイコフスキー独特の複雑さを感じるスケールが私の耳にはなかなか馴染まなかった。聴いているうちに途中で飽きてしまう。中学生の頃の私だ。頭も悪いし人としても精神的に幼い方で。現在もあまり変わらないか・・・(笑)。この音楽の奥行の深さに着いていけなかったのだ。

高校2年生くらいになると、少しは人並みに近づいて、人間関係に悩んでみたり、大人たちのやることに憤りを感じてみたり、少しは自分も頑張って越えるべきものを越えようとしたり、人や社会がそうそう単純じゃないことに気付いたのだろう。その頃から、この曲を全曲通して聴けるようになった。むしろ、全曲通して聴きたいと思うようになった。

 

持っているレコード盤とCDの中では、写真のものを好みにしている。1975年に出されたレコード盤だが、再録音盤なので演奏が録音されたのは1960年前後のようだ。

 

ピアニストは、「ヴァン・クライバーン」。1958年のチャイコフスキー・コンクールで1位を受賞した奏者。

指揮は、「キリル・コンドラシン」、オーケストラ名がなんと何故か不明?・・・明記されていない?。

 

録音の古さが何とも心地よいのと、演奏そのものは余分な贅肉が付いていない感じだろうか、余計な抑揚もなく歯切れの良い演奏に、私には感じる。

 

当時、思春期の私も、少しはまともな方向へと成長して、ようやく聴けるようになったチャイコフスキー作曲「ピアノ協奏曲第1番」を、「今日の一曲」とした。