(ライヴ報告が前回も含めて、だいぶ遅れております(汗)。)
~前回のブログの続きで・・・~
「やっぱ、痛いなぁ~」
「歌うのはダメだったかなぁ~?」
前日に、阿佐ヶ谷は「ライヴ小屋 Next Sunday」さんの『12周年 Anniversary Live 最終日』に出演して最終出演者として締めくくらせていただいた。楽しくも好感触な夜から一夜明けて、12月1日(金)のことだ。
洗面所の鏡を覗き込んで、下あご右側付近の腫れ具合をじっくりと観察していた。
この一週間ほど前、口腔外科での術後に主治医に聞こうとして喉元まで出しかけて呑み込んだものは、
「音楽をやっていてライヴで歌ったりもするんですけど、大丈夫ですか?」
ってこと。恐い気がして聞けなかった。
「やっぱり、右側だけあごが、十分に開かないなぁ~・・・」
顔面右半分の腫れも少し残っている。声帯付近にまで僅かに腫れと痛みを感じるけれど、ウォーキング・アップを兼ねて声出しをすると、声自体には、さしたる影響はなさそうだ。
2つめのAnniversary Live となる会場へと向かった。
電車を乗り継いで約2時間、横浜・日吉、「日吉 Nap」さんに到着。
サウンドチェックは時間を掛けずに済ませた。最近はいつもそうしているのだけれど、今回は少し理由が違う・・・(汗)。
ともあれ、日吉に来たなら、サウンドチェック後は、「珈琲屋いこい」さんには必ず立ち寄るのが私の中での慣わし。
店内のBGMは鳥のさえずりや水流の音で、静けさと共にゆっくりとコーヒーを味わう。
コーヒーを啜りながら、『日吉 Nap 16周年 Anniversary Live 月間・初日』であること、そのイメージを再度繰り返して丁寧にライヴの流れを固めて、覚悟もする。当然、ライヴの流れは本番中に客席の雰囲気にもレーダーを巡らせて瞬時に判断する感覚的なものが最終決定をさせる。だからガチガチには固めはしない。でも、覚悟は確りと芯を定めておく。
この日の出演者は出演順に、
「ENCOUNTER(Vocal & A.Guitar)」さんのお二人、「戸塚絵理(Vocal & A.Guitar)」さん、「コヤマヨリコ(Vocal & Piano)」さん、「葛西正志(Vocal & A.Guitar)」さん、で、この日も私めは最後に。
コヤマヨリコさんと葛西正志さんとは2度目、ENCOUNTERさんと戸塚絵理さんとは初めまして、だ。
19:00スタート。
客席でライヴを楽しむ。
皆さん、独自の世界観とこだわりを持って、それぞれが客席に届ける確かな技術を身に着けていらっしゃる。前夜ほどまでには個性はバラついてはいなけれど(笑)、この夜も十分に面白い。
ただ、4組2時間以上もライヴを聴くと、正直、どこかに疲れも感じている。
これは、客席のお客様も同様なはずだ。
そんな感覚も踏まえて、5番目最終出演者としてステージへと上がる。
<いつもよりも、あっさりと、トークも短めに・・・>
<主張し過ぎず、歌と演奏だけを丁寧に聴かせられるように・・・>
・・・・
客席は、じっくりと耳を傾けていらっしゃる感じ。
ありがたい。
この日、同時間、同空間を共有くださった皆様、本当にありがとうございました。あたたかな客席でした。感謝、感謝。
「日吉 Nap」さん、16周年、重みがあります。おめでとうございます!
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