ライヴを訪ねて:「きよふみ(さいたま市・西洋風居酒屋スコア:2018/03/03)」

続けて「ライヴを訪ねて」シリーズを更新させていただきます。

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3月3日(土)、やや過密スケジュールではあったのだけれど、「ライヴの師匠」と勝手に呼ばせてもらっている「きよふみ」さんのライヴを訪ねることにした。

病気から回復して始めた音楽活動、その初ライヴのブッキングでたまたま一緒になったのがきよふみさんだった。以来、約8年、変わらず仲良くしてもらって、ギター・テクニックやライヴの進め方、ツアーの巡り方まで様々、音楽活動のあれこれを教えていただき、吸収させてもらっている。でも、何よりも、「きよふみライヴ」を間近で聴いて視ること・・・これ以上のアドバイスはない。

 

この日は、さいたま市へ・・・と言っても、さいたま市というのは広いのだけれど、目的地に電車で行くにはJR大宮駅が最寄り駅で、そこへは約1時間45分程を掛けて到着。いつもながら早目に到着するようにした。駅周辺だけでもお得意の散策をしたかったからだ。もっとも3年〜4年前はこの周辺に部屋を借りて住んでいた。だけれど、もう既に数軒は知らない店に変わっていたりで、移り変わりの速さを感じながら、それでも少し懐かしい思いで、主に駅の東側の商店街を歩いて楽しんだ。

が、この2日前(前回のブログに記載)に続いてまたしても、

「ん〜、花粉症~、辛い、目がかゆい」

となって、その3~4年前にも毎日のようにお世話になったカフェへと逃げ込んだ。ここでも2日前同様に、珈琲を啜りながら、この日に持ち歩いていた「フィンランドの教育」という本を読み進めながら時間をつぶした。

 

さて、今回のきよふみライヴは、「西洋風居酒屋スコア」さんでだ。

JR大宮駅西口から正面の通りを17号線とぶつかる交差点まで進み、その交差点を左折して17号線に沿って進む。駅からは徒歩15分ほどだった。

いたって庶民的な雰囲気のお店だった。

入口のドアをそっと開けると・・・、

地元のベテランとも言うべきバンド(3人)がリハーサルをしていた。

アメリカの50年代60年代のブルースや昭和のポップスなどなどを楽しく聴かせてくれる様子。

きよふみさんも、これからギターをケースから取り出すところだった。

 

店の常連客が集まってくるのを待ちながら、きよふみさんと近況報告会・・・タメになる話が様々あった。

「ん~、なるほど・・・そうかぁ~」

と・・・。

30分ほど経って、きよふみさんのサウンド・チェック(リハーサル)になったのだけれど、既に本番なみに十分に聴かせてもらっている感じで上々な気分に(笑)。

 

レモンサワーを呑みながら、コロッケとメンチのセットを注文。

<安くて美味い!>

<好いねぇ~>

 

ライヴがスタート。

 

先ずは、ベテランな地元3人のバンドがリハーサルの様子そのままに楽しい雰囲気で、徐々に場を盛り上げながらライヴを進行。なかなかの演奏の腕前ながら、常にゆるゆるの感じで店内は笑いが絶えない。途中、常連客のバイオリン演奏も飛び入りで加わったりで大盛り上がり!

 

いよいよ、「きよふみ」登場となる。

その一曲目で、店内が聴き入る空気感へと一気に変わった。

が、トークで、きよふみさんも場をやわらげる。

あくまでも、きよふみの音楽を聴かせて、きよふみのライヴを届けながらも、この店のお客さんのノリとも絶妙なところでバランスをとって、きめ細かに折り合いを付けている感じは、さすが百戦錬磨と言ったところのライヴに感じた。こうして演奏テクニックだけに留まらず、この日ならではの「きよふみライヴ」が演奏ごとに次々と構築されていくのだった。ライヴの中盤くらいからは、この1年ほどの間に手に入れたというガットギターを使った演奏も披露されて、その魅力的な演奏にまた更に引き込まれていった。

これ以上の説明はもう野暮になりそうだ(すでに野暮か・・・)。

 

ライヴ終了後も、きよふみさんが使用していたガットギターを少し弾かせてもらったり、今後の音楽活動についてなどを互いに情報交換し合った。

とりあえず、6月に、ここ「スコア」さんで、一緒にライヴをすることになった(笑)。

 

こうして夜が更けていくのだった。

楽しい一夜になったねぇ~。

感謝、感謝。

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これからの音楽活動について、何か新たなエッセンスを加えないとならない感じがしていて、現在は長いライヴを一旦休止までして、次なるものへと試案をめぐらすも、実は苦戦中で、遂、部屋に籠りがちになっていた。ま、「弾き籠り」ながら曲創りもしてはいたのだけれど・・・。

でも、このタイミングで、ライヴ活動を開始した初期の頃に出会い、以来、縁深いお付き合いをさせていただくようになった「ピロシキアンサンブル」さんと「きよふみ」さんのライヴがここで続けてあって、外の広い世界へと誘い出してくれた。

このことは何かメッセージを届けてくれているかのようにも感じる。

実際に両日の両者のライヴを訪ねて、

「恐がらずに、先ずは形にしてやってみよう」

という気持ちと共に、具体化したイメージがふつふつと湧きつつある。

あとは、自分しだいだ!