ライヴ報告(夏のライヴ・ツアー② 奈良・吉浦隆司との再会編)

PCの不具合があって、「ライヴ報告」が日を遡ってのご報告になっております。

 

8月4日(金)の「日吉Nap」さんでのライヴを終えて、東急東横線でJR横浜駅へ。東口からバスが発着する「YCAT」へと案内表示板を頼りに少しだけ迷ったものの時間に余裕をもって着いた。

 

23:50の夜行バス「やまと号」に乗車。直前になっての情報で、ギターは乗せてくれないこともあると聞いて心配していたが、あっさりとトランクに乗せてくれた。それと、アイマスクを持参してよかった。ぐっすり眠れたというわけではなかったが、7時間以上のバス移動がさほど長く感じたわけでもないので、うとうとしながらも眠れたのだろう。

 

5日(土)、朝 7:15頃、JR奈良駅前で降車。

新しく整備されたJR奈良駅を見るのは初めてだった。その景観の好さに思わず写真に納めた(この写真も載せようと思ったら容量オーバーでアップできない?残念)。

と、空腹感に気付いた。前日の昼から何も食べていなかった。

駅すぐ近くの「奈良市総合観光案内所」内にある「スタバ」に入った。店員さんがとても気の利く感じの人で注文時の少しの会話にほっとさせられた。身体を休ませながらのんびり朝食。コーヒーを味わいながら、持ってきていた本を取り出して読書。原田マハ著「生きるぼくら」。

 

奈良市でのライヴは、吉浦隆司さん(上の写真)からのお誘いがあってスケージュールに言わば急遽入れ込んだ。

吉浦隆司さんとは、東京で10年以上もお付き合いがあった。私が長く病気を抱えていた間には多くの人が離れていったが、吉浦隆司さんは離れずに常に励ましてくれた数少ない友人の一人であり、大げさでなく「命の恩人」だ。

 

その吉浦さんとの待ち合わせも夕方にということだったので、まずは、春日大社へとお参りすることにした。ゆっくりと三条通りを歩いて。午前中はこうして春日大社および奈良公園内で過ごした。それにしても日本人観光客はいないのか、聞こえてくる言語は、中国語(北京語、広東語)?、東南アジア圏の国々の方の言語?、はたまた南米圏の国々の方の言語?・・・これらばかりが飛び交っていた。

 

午後は、JR奈良駅の反対側(西口側)へ出た。なんだか不思議な形をした、でも美しい姿の建造物と庭が目に入ってきた。これが「なら100年会館」かぁ~。何も催し物はやっていなかった。しい~んとした会館内を歩かせてもらった後、同会館内のカフェへ。3人ほどしかいない静~かな空間で、遅めの昼食と休憩そして読書。

 

16:30に吉浦さんとJR奈良駅前で待ち合わせて、ようやく再会。1年半ぶりだ。おしゃれなカフェに入ってお互いに似合わないケーキを食べながら近況を報告しあった。

 

いよいよライヴ会場へ・・・。

案内されたのは、「Music Stage Pick」さん。JR奈良駅から直ぐの三条通り沿いだ。

 ブッキング・ライヴと聞いていたが、どうやら、店のマスターが恒例にしている常連の出演者によるオープンマイク形式の企画のようだ。

 

15分間程ずつ2回のステージの時間をいただいた。

ま、アウエー感たっぷりだった。

それでも、自身が積み重ねてきたはずの音楽と姿勢を限られた時間で表現尽くすことしかいない。そんな思いでいたら、自身で思っていた以上に好い集中でステージに立てた。

常連どうしで盛り上がる中、熱心に耳を傾けて聴いてくださる方もいらした。 もちろん、誘ってくれた吉浦さんの視線も温かかった。これらに感謝しながら愛間純人の演奏・ライヴを続けた。

 

他の出演者のライヴと客席を眺めながら・・・音楽との触れ方に様々複雑な思いで考えさせられたりもした一夜だったが、ツアーで訪れてこそのこの何かを、心地好くも感じた。

 

気付けば23:00を過ぎている。やはり夜行バスでは十分に眠れていなかったのか、睡魔と疲労感が急激に襲ってきた・・・。

 

奈良の皆様、ありがとうございました。

吉浦隆司さん、感謝、感謝です。