今日の一曲No.36:Carpenters「I won't last a day without you」

「今日の一曲」の第36回目。

前回に続いて懐かしいSP盤レコードから紹介させていただく。

というのも、古いSP盤は、レコード・ラックの少し取り出しにくいところにまとめて置いてあって、実際には、しまい込んであったのを、前回の第35回目を書くときに、久しぶりに、まとめて全部取り出したのだ。

(第30回目と第31回目で紹介した貴重な例のSP盤は、また別に保管してあるのだけど・・・。)

「あれ?こんなのいつ買った?」なんていう盤も出てきた(笑)。

こんな都合で、古いSP盤の紹介がしばらく続くと思う。

 

で、今日、ご紹介のSP盤とその曲は、Carpenters(カーペンターズ)の「Sing(シング)」ではなくて、このB面の「I won't last a day without you」だ(上の写真)。

長い曲名だね(汗・笑)。

 

第21回目(2017/02/09)で、Queen(クイーン)の「BOHEMIAN RAHPSODY(ボヘミアン・ラプソディ)」を紹介したときのを読まれた方は、Carpenters の話について、既にご想像がつくかと・・・(笑)。

では、まずはその期待を裏切ることなく再度簡単に書かせていただく。

 

中学1年生のときに同じクラスに、勉強もスポーツも良くできて、美人で、皆に好かれるような、完璧にも見えてしまう憧れのような存在の女子がいた。同級生とは思えない大人な感じさえした。

もっとも、当時の私がこれまた出来の悪いガキでしかなかったから余計に劣等感を感じるしかなかったのかも知れない(笑)。

で、彼女がCarpenters を好んでよく聴いていることを知った(どうやって知ったかは今回は省略、詳しくは第21回目にある)。

 

少々軟弱な動機もあったことは否定しないが、彼女が切っ掛けで、Carpentersをはじめ、洋楽なるものを広く聴くようになった。

もちろん、軟弱な動機だけではないよ(自己弁護?)。

それまでクラシック音楽や洋画のインストゥルメンタル系音楽を中心に、他には少しだけ、日本の歌謡曲、GS、フォークなどを聴いていたのだが、事、音楽の話題でまったく知らないということがあるのは自分で許せなかった。

「音楽だけは色々と聴く耳をもっているのだ」という妙なプライドがあって、当時、そんな意地みたいなものの方が強かったように思う。

・・・って、やっぱり、未熟なガキだったのだなぁ〜(笑)。

 

で、すぐにでもLPレコード盤のアルバムで聴いてみたいと思ったのだったが、前回書いた通り、直ぐには難しいので、とりあえず、SP盤ならすぐにでも買いに行けるということで、またまた近所の物静かそうなオジさんが開いているレコード店へ。

 

店内の Carpenters のSP盤のラックで「Sing」というタイトルの盤が一番手前にあったのだと思う。それで、今日ご紹介の盤を買った。

現在なら、彼女に、少しは上手にCarpenters についての話などを聞いて、お薦めの曲も聞き出しただろうに・・・。当時は、何の情報もないままでレコード店に行ったのだね〜、この中学生は・・・(涙・汗)。

 

A面の「Sing」は聴きかじったことのある曲だった。それよりもB面の曲だ。

カレンの透明感溢れる歌声は低温域から高音域までが柔らかく温かい歌声でもあり、これと、リチャードが重ねるハーモニーとのミックスは、B面のこの曲の方がずうっと活かされている楽曲だと、生意気にもすぐに思ったのだった。

ちょっと寂し気な部分と力強い希望も感じられる部分が混在しているバラード風の曲に感じ取れた。

一度聴いただけで、この曲が好きになった。

 

「I won't last a day without you」

 

曲の最後1フレーズ、その歌詞がそのままこの曲のタイトルになっている。

だから、長い曲名だけど、すぐに覚えられた。

お勉強のできない中学1年生も、「without」という単語と和訳の意味を、この曲で覚えた(笑)。

 

歌詞のある洋楽への・・・はじめ一歩だった。

英語の歌詞から繰り出される英語独特の発音と響きも音楽の一部なのだと感じられた。洋楽のこの一曲から、当時、明らかに世界観が拡がったこは確かで、貴重で大切な一歩になった。

Carpenters(カーペンターズ)のSP盤より、「I won't last a day without you」を、「今日の一曲」としてご紹介させていただいた。

 

ちなみに、優秀なる彼女と、親しき友人のような間柄になる機会はとうとうなかった(笑)。