今日の一曲㉒:ビー・ジーズ「失われた愛の世界(Too Much Heaven)」

「今日の一曲」の第22回目。

前回(第21回目)からの流れそのままで、続けて洋楽を。

Bee Gees(ビー・ジーズ)の「Too Much Heaven(失われた愛の世界)」だ。

 

同級生の素敵な女子のお蔭で洋楽を聴くようになって音楽の世界が拡がった中学生も(前回の続きより)、どうにかこうにか高校に進学する(汗)。中学校を卒業して社会で働く覚悟など到底持ち合わせてもいなかったが、高校へ入学する然したる目的も本当のところはなかった。

・・・という自覚さえもなかったのかも知れない。こうするしかないという漠然とした高校生活が始まる。

 

「今日の一曲」では、これまで、矢野顕子、坂本龍一、山口美央子の音楽に触れて「テクノ・ポップ」について取り上げたことがあったが、その2〜3年前のことだ。日本でも、欧米でも、「ディスコ・ブーム」が湧き起こる。当然、音楽界は、「ディスコ・ミュージック」、「ディスコ・サウンド」で、にぎわっていた。

 

高校時代は、この頃だ。

 映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が上映ヒット。Bee Geesもアルバム「サタデー・ナイト・フィーバー」がサウンド・トラックのLPレコード盤としては異例の大ヒットに。

 

と、世間があまりに騒ぎ立てるものに直ぐには喰い付かない。当時から、この少々ひねくれた性質(性格)を身に着けていたらしい(笑)。

 

このLPレコード盤には手を出さずに、この後のBee Gees が音楽アルバムとしてスタジオ録音した「失われた愛の世界(日本タイトル)」(欧米タイトルは「SPRITS HAVING FLOWN」のようだ)を求めてレコード店へ(上の写真)。

 

アルバムに収録された曲は、それでもディスコ・サウンドのものが目立ってもいるが、これらのディスコ・サウンドの曲もご機嫌な楽曲であったせいか、むしろ、A面の2曲目に収録されたバラード風の曲に耳が奪われた。

「失われた愛の世界(Too Much Heaven)」だ。

 

このLPレコード盤を買って知ったことがあった。この曲は、国際児童年のユニセフ・コンサートの出演に併せて、この曲によって得られる印税をユニセフ基金に寄付するというものだった。

 

アホな高校生も(何度も書いてしまうが、ホント、アホだったのだよ(笑))、少しだけ社会や世界で起きていることに関心を向ける一つの切っ掛けになった。音楽が人々の精神に響いたりして影響を与えるだけでなく、ビジネスとして経済的にも社会貢献になる手段になり得るのだと・・・。

社会や世界で起きている色々な出来事に、そんなことを感じて考えるようにもなったのは、この曲の存在と役割りを知ったことに始まったと記憶している。

 

高校生時代に様々なことが目の前で繰り広げられることになるのだが、高校2年生の夏過ぎてからだ・・・。

高校生活を、「決して無駄にすることなく一生懸命に生きよう」と心に決めたのだった。まだまだ甘っちょろかったかも知れないが、学校の勉強も、部活動も、「自分ができることを精一杯」との思いの高校生へと変わっていくのだった。

詳しい事の成り行きは、今後また何かのときに触れることだろう。

 

16歳、17歳、まさに大人の階段を、誰もがこうして一段一段ずつ昇っていくのかと、今、「失われた愛の世界(Too Much Heaven)」をレコード・プレヤーの針を落として聴きながら、当時を振り返っている、・・・そんな「今日の一曲」を紹介させていただいた。